DPHPDMA (version.1) - DisplayPort HPD Mod Adapter

お知らせ

こちらのページは、旧型タイプ(version.1)の詳細ページです。version.2ページは以下のページになります。
DPHPDMA version.2

Media
DisplayPortの“電源オフ問題”を回避するアダプタが登場 - AKIBA PC Hotline!
DisplayPortの常時接続を偽装、“電源オフで設定リセット”問題を解決するアダプタ「DPHPDMA」- エルミタージュ秋葉原

DPHPDMA - DisplayPort HPD Mod Adapter



DPHPDMA - DisplayPort HPD Mod Adapter(以下、本機)は、モニターからGPUへ送られる特定のホットプラグ検出(HPD)イベント信号を変更し再送信、または無効化するためのアダプタです。

本機をグラフィックボードとモニター間に接続することで、DisplayPort接続のモニター電源オフ時に発生するモニターデバイスの認識が外れるのを防ぐことができます。



本機のしくみ

本機は、モニター電源のオフ時にホットプラグ検出に送信されるアンプラグイベントを無効にし、ホットプラグ状態を維持します。これによりモニター電源をオフにしてもGPUには、モニターがアクティブ状態になっているように偽装しています。

また、モニター電源の再投入時には、リプラグイベントをIRQイベントに変更・再送信することで、モニターのステータスチェンジをグラフィックボードに通知させます。これによりモニタースタンバイ状態から復帰できるようにしています。

ユーザー様からの動作報告

■動作OK
AMD Radeon RX480 + LG 27UD68
AMD Radeon RX480 + ASUS MG279Q (144Hz OK)
NVIDIA GeForce GTX1060 (MSI GTX1060 GAMING X 6G) + DELL U2415
Intel Core i7 4790K + ASUS Z97 DELUXE(オンボードDP) + DELL 3008WFP
Intel Core i7 7700K + ASUS PRIME Z270-A(オンボードDP) + LG 27UD88-W

■難あり
AMD Radeon RX580 + NEC PA302W
モニター電源再投入で画面が表示できない
NVIDIA GeForce GTX660 + DELL P2715Q
モニターの省電力モードからの復帰できない・モニター電源再投入の動作は問題なし
NVIDIA GeForce GTX1080Ti (MSI GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G) + LG 27UD88-W
NVIDIA GeForce GTX1060 (ASUS STRIX-GTX1060-O6G-GAMING) + LG 27UD88-W
特定の時間にてモニターを見失う・本機ごとケーブル再接続しないと復帰しない
Fake/Forceどちらのモードでも改善せず

ご報告ありがとうございました。引き続き、動作報告お待ちしております。

動作確認

OS:
Windows 10 Pro 64bit ver.1703

モニター
DELL U2713H

※モニターがMST(Multi Stream Transport)対応の場合、デイジーチェーン接続の有無にかかわらず、有効にすると正常に動作しません。

GPU:
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti (376.51)
AMD Radeon HD7770 (17.7.2)
Intel HD Graphics 4600 Core i7 4670K/GigaByte GA-Z87X-UD4H (20.19.15.4531) *1


*1... このGPUは、通常モードでは正常動作しない場合があります。本機を改造することで動作する場合があります。詳しくは、動作についてのForceモードをご覧ください。

接続方法


必ず、本機のオスコネクタがPC側になるように接続してください。逆方向には、決して接続しないでください。

シリアル接続方法

本機は、シリアル(UART)接続をしていただくことで、イベント再送信の方式を変更、任意のイベントを送信することが可能になります。

■ホットプラグ検出信号からのプラグイベントを無効にするFakeモード(常時)
■ホットプラグ検出信号をそのまま送信するThruモード
■ホットプラグ検出を強制的に有効にし、モニターからのイベントを再送信しないForceモード

本機付属マニュアル と こちらをご覧ください。 シリアルポートでMod Adapterを制御する

ダウンロードのソフトウェアをお使いください。

動作について

●イニシャライズ
本機が起動すると、ステータスLEDが3回点滅します。ここでモニターのHPDがアサート状態かチェックします。アサートであればプラグイベントを送信し、デアサートであれば何も送信せず、モニターのHPDがアサートされるまで、本機は待機します。
※本機は、GPUからの電源が断たれると、上記の動作によりHPDのアサートを維持できなくなります。
常にアサートを維持しておきたい場合は、本機を外部電源で動作させる必要があります。

●Fakeモード

モニターから送られるHPDのプラグイベント2つをIRQイベントに変換し再送信します。アンプラグ時のイベント送信は不要ですが、アンプラグとIRQのイベント判別にラグが生まれてしまうため、IRQイベントと統合させています。
また、リプラグイベント時にIRQイベントを送信することで、モニターの状態変更を通知し、モニタースタンバイから復帰させています。
本機は、通常このモードで動作しています。

●Forceモード

GPUによっては、モニター電源再投入時にモニターデバイスの認識が外れる場合があります。
そのような場合は、こちらのモードをお試しください。このモードは、モニターからのHPDイベントは、すべて再送信されなくなります。

Forceモードの変更方法
図のGNDとForceEnableを繋ぐことで、モードを変更することができます。※要はんだ付け
※シリアル接続でのモード変更はできなくなります。




ダウンロード

製品付属マニュアル(PDF)2017-11-25以降はこちら
製品付属マニュアル(PDF)
シリアル通信用ソフトウェア



注意・免責

本機の改造は、ご自身の責任の下で行ってください。

本機は、ソフトウェア(OS・アプリケーション・グラフィックボードドライバ)や、
ハードウェア (モニター・グラフィックボード等) の構成により、正常に動作しないことがあります。

本機は、モニター電源オフなどで生じる解像度変更や、デスクトップのデザイン崩れ等の改善を約束するものではありません。

本機は、特殊な機器であり、通常の接続方法と全く異なるものです。 本機を使用して発生した問題・故障・破損等について、本機の製作者は一切の責任を負いません。予めご了承ください。